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栄養療法カウンセラー
岸正浩

≪ プロフィール ≫

私と副腎疲労症候群

私が分子栄養学、副腎疲労症候群を知るまで

代替医療への傾倒

私が「副腎疲労症候群」という名前を知ったのは、休職してから1ヶ月以上が過ぎた頃でした。その頃の私は、巷にあまたある対症療法では体は元気にならない、という認識があり、心療内科や精神科を避け、整体やカイロ、鍼、マッサージなどの代替医療に積極的に通っていました。休職する以前には、精神科や心療内科で安定剤を処方してもらっていたこともありますが、実際に良くなった感じはなかったからです。

治療家の言うことを信用するしかなく辛かった代替医療

そこで、自分でネットでよさそうな整体師を探して、通いました。「頭蓋骨が固くなっている。脳脊髄液の循環が悪い」などと言われ、施術を受け実際に体も元気になっている気がして、これが健康への道だと信じていました。整体やカイロで勉強になったことも多くありますが、自由診療の代償は小さくはありませんでした。費用がとてもかさみ、また、実際に良くなっているか検査もありませんから、治療家の言うことを信用するしかなくて、とてもつらかったです。

「今日は背骨まっすぐ。体調はキープできてます」とか「今日は少し悪いですね」とかの先生の言葉に一喜一憂していました。正直、鍼と整体には、○十万円は遣いました。健康になれるなら安いもんだと思っていましたが、今思うと、少しもったいなかったです。しかし、当時は選択肢がなかったものですから、そうするしかありませんでした。

副腎疲労症候群との出会い

そんなある日のこと、足つぼマッサージをしていたら、副腎のツボがひどく痛むことに気がつきました。「これは?」と思い、さっそくネットで調べてみたところ、「副腎疲労症候群」にたどり着いたというわけです。

ネットの記事には、以下のように書いてありました。

・さまざまなストレスによって副腎が疲労し、コルチゾールがでていない
・その結果、さまざまな不定愁訴が体に現れる
・アメリカで発祥し、近年のストレス社会で問題になっている
・その原因のひとつは栄養素の欠乏からくる
・心療内科などで間違った診断を受け、良くならないケースがある

さっそく副腎疲労を検査できる病院に連絡を取り、検査の予約を入れました。これが、私と副腎疲労、分子栄養学の出会いです。足つぼマッサージもやってみるものです。○十万円は無駄ではなかったです。笑

分子栄養学のいいところは客観的な検査があるところ

「副腎疲労症候群」の診断の良いところは、それまでの整体や鍼などとは異なり、きちんと検査でわかりますし、科学的に実証されている治療法もあり、安心感がありました。やはり、健康になるには、検査をして、その結果に基づいて、治療を行うべきだと私は思います。心療内科や精神科、カイロや整体なども一理ありますが、とにかく客観的な検査データがないのが弱点ではないかと思います。医師、施術者の診断を信じるしかありません。

根本原因を追及できる分子栄養学への期待

また、対症療法を目的としていると西洋医学を批判していましたが、分子栄養学はそれとは違うと感じました。実際には、のちのちわかってくるのですが、分子栄養学も血液検査を見て足りていない栄養素をただサプリメントとして処方していたり、対症療法となんら変わらない部分もある(もちろん、根本原因にアプローチできる部分もある)のですが、その時の私には大きな可能性を感じるものでした。

最初の副腎疲労の検査結果と処方

最初の副腎疲労の検査結果

副腎疲労の検査結果をみると、私は重度の副腎疲労でした。コルチゾールは朝からほとんど分泌されず、終日低いままという結果でした。

副腎ストレス検査一回目
2011年10月
8:00⇒2.7nmol/l
12:00⇒3nmol/l
16:00⇒2.0nmol/l以下
24:00⇒2.2nmol/l

検査結果の見方

8時のコルチゾールレベル⇒起床後すぐで一番高いのが普通
(副腎の最大機能を表す指標)

12時のコルチゾールレベル⇒1日の始まりの数時間の需要に対する副腎の反応
(副腎の適応能力、反応性の指標)

16時のコルチゾールレベル⇒昼食後のサンプリングであるため
(副腎の血糖コントロールの良い指標)

24時のコルチゾールレベル⇒通常一日の中で一番低い。
(副腎の基礎分泌能力の良い指標)

通常コルチゾールは、朝方高く、夕方になるにつれ分泌が収まり、眠りに就くサイクルがあります。サーカディアンリズムに関係すると言われています。私は終日低い訳ですから、「概日リズム睡眠障害」があることは、必然という風に思われました。また、コルチゾールは元気ホルモンとも言われますから、私の疲労感、不定愁訴は副腎疲労によるもの、ということが判明しました。慢性疲労には他にもうつ病や脳脊髄液減少症、筋痛性脳脊髄炎といったものがありますが、私の場合は過度のストレスにより、副腎が疲弊していたようです。

うつ病と副腎疲労の違い

ちなみに、うつ病と副腎疲労の違いは、うつ病はコルチゾールの亢進によるもので、副腎疲労は逆にコルチゾールの低下によるものという風に理解しています。コルチゾールが亢進して副腎に負担がかかり続けた結果、うつ病から副腎疲労になるケースもあるようです。また、ある日突然疲労感に襲われるようになったという人は、脳脊髄液減少症が疑われると思います。私の場合は、副腎疲労ということが判明しましたので、とにかく副腎にかかるストレスを減らす必要があることがわかりました。

サプリメントの処方

そして、その時処方してもらったのがビタミンB群、プロテイン、鉄、ビタミンC、カルシウム、マグネシウムのサプリメントでした。あとは、食生活を改善するよう指導を受けました。他にも副腎にかかるストレス要因として、遅延型食物アレルギー、LGS腸管壁浸漏症候群、有害ミネラルの蓄積が可能性として指摘されましたが、検査を強く勧められることはありませんでした。私もその時はそれらが原因だとは夢にも思いませんでした。

根本原因の見落とし

サプリメントは非常に高額でしたが、信頼できるサプリメントを選ぶ必要があったのと、健康には替えられないということで、それらを購入し、しばらく継続することになりました。しかし、結論を先に言うと、サプリメントの治療効果はあまりよくありませんでした。このサイトで主張しているように、上記のような栄養素の吸収を阻害する根本の要因を考える必要がありました。治療の費用対効果を上げたいならば、サプリメントはあと、根本原因の追及をさきに考えるべきです。どんなに良いものを入れても、それを阻害する要因があれば無意味です。時間もお金も無駄になってしまいます。

副腎疲労症候群2回目の検査結果から費用対効果を考える

2回目の検査結果

一回目の検査の後、次に検査をしたのが、2012/4月でした。そのときの結果がこのようなものです。

2012年4月
8:00⇒2.2nmol/l
12:00⇒2.0nmol/l以下
16:00⇒2.0nmol/l以下
24:00⇒2.0nmol/l以下

まったく改善していなかった

グラフ画像がないのでわかりづらいかもしれませんが、結果はまったく改善していませんでした。むしろ前回よりも下がっているくらいです。これにはとてもショックを受けました。以前の記事にも書きましたが、この間にサプリメントの摂取や高濃度ビタミンCの点滴、ほかにもカイロや鍼灸、ヨガ、炭酸泉など様々なことをしていたからです。ちなみにこのときに摂っていたサプリメントは、プロテイン、ビタミンB群、鉄、ビタミンCマグネシウム、カルシウムです。

高濃度ビタミンC点滴も含め、いずれも副腎疲労症候群には有効と考えられている栄養素です。私はクリニックのサプリメントを処方してもらっていたので、ご存知の方も多いと思いますが、とても高額でした。半年もの間会社を休んで療養をし、健康のためにと自由診療の高い治療費を支払って、で、結果が出ないと。絶望まではいかないですが、健康問題の難しさに打ちのめされました。そんなに簡単なものではありませんでした。それまでやってきたことを見直さざるを得ない状況になりました。

治療方法の見直し

私は1回目の検査の時にドクターに可能性を指摘されていた遅延型フードアレルギー、便総合検査、有害ミネラル蓄積検査に目を向けることにしました。これらはいずれも自由診療であるため、医療費を抑えるために最初は行いませんでしたが、治らないのなら仕方ないという感じでした。しかし、今思えば、費用対効果を最大にするためには、これらの検査は疑いがあれば最初にしておくべきだったと少し後悔しています。半年の期間で症状が全く改善しないということは、その間の生活費、療養費が無駄ということです。半年で治っていれば、その後からは働けますから、大変な損失と言えます。計算するのも嫌なくらいです。私が今の知識・経験があれば、この半年で治せたと思います。

複数の検査をして総合的に診断することが、結局費用対効果を高める

このサイトを読んでいただいている方には可能性が医師から指摘されたものは、最初にきちんと検査しておくことをお勧めします。自由診療ですので、ある程度高額になってしまいますが、後のことを考えると、その方が圧倒的に費用対効果を高めることができると思っています。考えうる検査結果を元に、勉強した内容と合わせて総合的に治療に取り組んでいくのが理想的です。あと、一人だけで治療に取り組むのではなく、人の体験談なども聞いてみると良いと思います。

私は治療を開始してから現在までに、会社を休職⇒退職し、約1年半の間、治療方法を模索、実行、結果のサイクルを繰り返しながら、傷病手当金と失業保険で生活してきました。今はほぼほぼ完治して、いろいろと活動中です。このサイトでは、その間に私が得たもの記事にしていますので、費用対効果を高めるためにぜひご参考にして頂ければと思っています。

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