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栄養療法カウンセラー
岸正浩

≪ プロフィール ≫

私の重金属キレート治療

重金属キレートとは?

有害ミネラル(重金属)のキレート治療について私の体験談です。有害ミネラルとは、水銀、アルミニウム、カドミウム、鉛といった人体に毒性を及ぼすものです。それが長い年月をかけて人体に蓄積されていくのです。それをEDTA、DMSA、DMPSといった薬物で体内から取り除くのがキレート療法です。キレート中は他の体に必要なミネラルも排泄してしまうので、サプリで補充しながら行います。キレートは、肝臓や腎臓にも負担をかけるので、医師の指導のもと、様子を見ながら行われます。

重金属は様々な疾患の「諸悪の根源」とも言われるほど毒性の強いものです。これが体内に多く蓄積されていた場合、サプリメントを摂ったり様々なことをしても効果がないというのが私の体験上言えます。重金属は腸の状態を悪化させ、さまざまな代謝酵素を阻害し、結果として栄養素の吸収や利用を阻害します。ですので、重金属を体内からデトックスさせることは最も重要な治療になります。

さまざまなキレート療法

私は、EDTA、DMSA、DMPSを用いた経口、点滴すべて経験しました。最初はDMSA経口投与で検査をし、その後4ヶ月間DMSAサプリメントでキレート治療を行いました。結果、重金属はある程度は排泄されたように見えましたが、その後別の医師(宮澤賢史先生)に体調が回復しないことを相談したところ、重金属がまだ残っている可能性を指摘され、DMPSとカルシウムEDTA点滴によるキレート療法を行うことにしました。

2012年5月DMSA経口投与

DMSAによる重金属検査一回目

水銀が基準値の8倍ほど出ており、鉛が注意レベルで出ているという結果でした。ここからDMSAの経口投与によるキレート治療を4ヶ月間行いました。一週間のうち3日間DMSAを摂り、4日は亜鉛を補給するというインターバルを取りながらの治療になります。「DMSAは疲れますよ」と医師に言われましたが、私個人としてはそれほど疲れを感じることはできませんでした。その当時は「疲れ」という感覚すらないほど神経が鈍くなっていたように思います。疲れている人ほど疲れていることに鈍感になっていて、過労で倒れたり死亡したりするケースが増えています。これは社会問題として重要です。

2012年9月DMSA経口投与

DMSAによる重金属検査二回目

結果を見て、水銀は注意ゾーンまで落ちており、もうほとんど取れたという風に認識しました。体調もキレート前と比べると明らかに改善しており、頻繁にあった立ちくらみがほとんどなくなっていました。しかし、どこかまだ症状的に改善の余地があると感じました。後々わかりますが、まだまだ体内には重金属が溜まっていたのです。

2013年4月DMPS、カルシウムEDTA点滴投与

DMPS、EDTAによる重金属検査一回目

その後別の医師(宮澤賢史先生)に体調が回復しないことを相談したところ、重金属がまだ残っている可能性を指摘され、DMPSとカルシウムEDTA点滴によるキレート療法を行うことにしました。アルミニウム、カドミウム、鉛、水銀が高いという結果が出ました。DMSAの経口キレートでは、水銀はほぼ排泄されなくなっていたので、DMPSの強力さがうかがえます。また、DMSAである程度水銀を摂れていたため、他の有害ミネラルが出てきたものと考えられます。これは、水銀が体内でミネラルの輸送障害を起こす性質があるためです。水銀が排泄されると、他の有害ミネラルもデトックスされやすくなります。

2013年7月DMPS、カルシウムEDTA点滴投与

DMPS、EDTAによる重金属検査二回目

全10回で1クールのキレート点滴の結果が返ってきました。結果は、私にとって非常に残念なものでした。アルミ、カドミウムと鉛は減ったものの、まだ高い水準で出ており、前回出ていなかったヒ素が高いレベルで出るようになりました。水銀は前回より多く出てきています。前回出ていなかったヒ素は、水銀が排泄されたことにより、表に現われてきたものと思われます。この結果は私にとってとてもショックでした。なぜなら10回のキレートですべて排泄されるものと期待していたからです。期待値が高いと、裏切られた時のショックは大きいものです。今回のことからまた学びました。健康問題は簡単ではないです。

とはいえ、これだけの量を毎回のキレートで尿から排泄していますので、10回分は体外に出ていることは間違いありません。思考がスッキリし、ある程度体調が良くなったのも、そのおかげだと思います。ただ、まだ道半ばということです。前向きにとらえればもっと良くなるということです。

2013年9月オリゴスキャン

オリゴスキャンによるミネラル検査

前回の検査からしばらくして、体内のミネラルバランスを知りたくて日本に上陸したばかりのオリゴスキャン検査をしました。オリゴスキャンとは、手のひらを吸光光度法というものによりスキャンする事で、組織や血管壁に沈着しているミネラルを測定するものです。結果は予想した通りですが、必須ミネラルが全体的に低く、特に亜鉛やマグネシウムが低く、それ以外にもケイ素、マンガン、ヨウ素といったところが低いことがわかりました。また、全体的に有害ミネラルが多く出ていました。アルミ、銀、ベリリウム、ビスマス、カドミウム、水銀、ニッケル、鉛といったところです。特にニッケルについてはレッドゾーンまで達しているので何か対策が必要ということがわかりました。水銀の量はオリゴスキャンではなかなか正確には測れないようですが、参考程度ということです。

DMPSやEDTAの点滴は副作用が強いのと経済負担の面で、連続してやるのは難しいと思っています。そこで、3~4か月間フルボ酸というものを試し、再度オリゴスキャンをしてみてどう変化するのかみてみようと考えています。フルボ酸はキレート作用により、必須ミネラルを体内に吸収することを助け、一方で有害ミネラルを体外に排泄するという理想の働きをします。

現在(2013年9月時点)の私の体調

現在の私の体調は、以前あった食後の猛烈な眠気や立ちくらみは完全に消失してしまいました。睡眠についてはまだリズムが崩れやすいところがありますが、家で活動する分には睡眠も十分にとれ快調です。日々の食事やエプソムソルトの入浴剤もリラックス効果があり効いていると思います。ただ、外出したり、仕事に出たりすると、まだ非常に疲れるところがあります。(ただし、疲れを感じること自体神経が回復し、頭が回っている証拠だと思います。以前は自分が疲れていることすら自覚できませんでした。疲労を自覚してコントロールすることは、大脳の重要な役割です。)

活動すると睡眠に必要なエネルギーや栄養を取られるせいか、あるいはアドレナリンが過剰分泌して交感神経が緊張するせいか、逆に眠りが浅くなったり長く眠れなくなったりします。確実に良くはなっているものの、確かに私の体調からもまだ道半ばという感じはします。DMPSとETDAのキレート点滴は、毎回大量の必須ミネラルが有害ミネラルと同時に体外に排泄されますので、体にとって非常に負担の大きいものです。また、一回の点滴が1万円を軽くオーバーし、そのうえ定期的に行う検査費やサプリメントの費用も上乗せされ、経済負担も大きいです。今後は、体調と経済負担と相談しつつ、再び点滴を行うか、いつ行うか、それまではどう食事などでデトックスの努力をするか対応を考えたいと思ってます。健康問題は簡単ではないです。長期戦で考えたいと思います。

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