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栄養療法カウンセラー
岸正浩

≪ プロフィール ≫

重金属(有害ミネラル)の毒性

精神疾患が精神科で改善しない理由

体内に溜まった有害ミネラルを排出すれば精神疾患は改善するというのが、私の体験上言えます。有害ミネラルとは、水銀、カドミウム、アルミニウムなどのことです。このことは、逆説的に精神科の薬物療法では治らない理由になっています。私を事例に説明します。あくまで私の場合ですが、最近では多くの医師や患者がそのことに気づいています。

休職以前の私

私は休職に入る直前は、身体的に非常に疲労していたと同時に、様々な精神的疾患を抱えていました。夜眠れずに悩んでいたり、仕事に集中できず落ち着きがなかったり、キョロキョロして挙動不審、人とのコミュニケーションが上手くとれず孤立し、学習をしてももの覚えが悪く、人前に立つと極度に緊張し、一方で人に対して怒りっぽく、 落ち込んで涙を流すこともありました。嫌なことがあると、突如として切れたり。

そんな自分は人として情けない。こんなはずじゃなかった。なぜ、こんな風になってしまったんだろう?そう思って、自分を変えるために、様々な本を読み漁りました。自己啓発本、ビジネス書、健康の本も読み漁り、実行しようとしました。たとえば良い習慣を身につけるためには、それを習慣にする理由を明確にして動機づけすることが重要だったり、それをするタイミングを考えたりすることが必要ということが書かれてありました。理屈はわかるのですが、実行する段階でうまくいかないのです。結局、頭が働いていなくてできないのです。

精神科や心療内科に少しだけ通ったこともあります。しかし、そこでは問診だけの診断で、客観的な検査データもなく、医師の判断で睡眠誘導剤や安定剤を処方されるだけでとても納得のいくものではありませんでした。もちろん、自分の精神的疾患が好転することはありませんでした。

休職してからの治療

心療内科や精神科では良くならない。そう思った私は、食事改善はもちろんのこと、整体やカイロなどの代替医療、鍼や漢方などの東洋医学、ヨガ、ジョギング、断食、温泉療法、呼吸法、禅などあらゆることを試しました。そんな中、最終的に見つけたのが、現在も勉強を続けている栄養療法・分子栄養医学です。治療を行う上では、客観的な検査データがあって、それを元に診断、治療すべきです。分子栄養学にはそれがありました。他の治療には、特に精神疾患、不定愁訴と呼ばれる症状については検査データがなく、問診だけを頼りに医師が自分の判断で薬を処方したりしています。Tokyo DD Clinic 院長内海先生の記事には以下の記述があります。

僕はあなたを必ず精神病と診断することができます。100%です。別に無理にそうしたいわけではありません、いまや精神診断ほどいい加減なものはないと考えておりますから。でも絶対に診断できる・・・
>>全文はこちら

恐ろしいですね。精神科医は、誰にでも薬を処方できてしまうのです。薬は劇物ですから、長期服用で体に大きなダメージを与えます。それを問診による医師の判断だけで続けているのです。その診察を信じて「続けてるが治らない」などと言っている患者は頭が回っていないですし、精神科医は自分の精神がやられてしまいそうな話ですね。

有害ミネラルの精神への影響

さて、私の状態を客観的に示す検査データは、以下のものだけでした。血液検査、副腎ストレス検査、遅延型食物アレルギー検査、有害ミネラル蓄積検査、便総合検査。中でも、有害ミネラルは精神疾患と密接にかかわっているようなので、ここで私の検査データを紹介したいと思います。

重金属検査

見事に沢山たまっていました。生田哲著さん(薬学博士)は、有害ミネラルの精神疾患への影響を以下のように言っています。

これまでの経験から分かっているのは、抗栄養素(有害ミネラル)を大量に摂取すると、気分の低下、衝動コントロールの欠如、攻撃的な行動、集中力の欠如、うつ、無気力、睡眠障害、知的能力の衰えなどを引き起こすということである。
『食べ物を変えれば脳が変わる』生田哲著より引用

これらはまさに私が冒頭で抱えていた症状です。私は有害ミネラルをキレート治療をすることによって、これらの精神疾患が改善しました。嘘みたいですが本当です。つまり、この私の事例が示すことは、精神疾患を改善したいのであれば、有害ミネラルを体内から排出することです。精神科ではなく栄養療法・分子栄養学、あるいは有害ミネラルキレート療法が有効であるということです。また、何かを体に入れる(薬)のではなく体に悪いものを入れない(有害ミネラル)という考え方が重要な気がしています。

アマルガムと全身の疾患について

アマルガムにみる歯科業界の不可解さ

アマルガムは世界中で最も多く使用されている歯の詰め物、銀-水銀アマルガムの一般的な用語です。この材料は銅、錫、銀、亜鉛の粉の組み合わせで、同量の液体水銀が加えられ、この混合物が歯に詰められます。水銀の含有率は50%もあります。

私たちは子供の頃から水銀は本当に危険だと教わり、誰もがそのことを知っています。にもかかわらず、歯科材料のアマルガムの材料として、歯に詰められているのです。外にある分には危険だけど、固めて口の中に入れたら安全なんて、そんなバカな話はありえないのですが、それがまかり通っているのが、歯科業界のようです。書籍『本当に怖い歯の詰め物』ハル・ハギンズ著に描かれているアメリカの事例は目を覆うものです。

アメリカ歯科医師会(ADA)は、アマルガムの構成成分である水銀は、アマルガムの中に強固に結合して固まっていて溶け出さないため、口の中では完全に安全なものと主張しています。一方で、それを取り扱う医師に対しては、厳重に取扱いに注意を払うよう警告しています。そして、実際には10年後にはアマルガムが含む水銀の量は、最初に50%だったものが26~35%に20年後には5%未満の水銀しか含まないことが明らかになっているそうです。つまり、口の中で水銀が溶け出しているのです。

リスクにさらされる患者

本当に恐ろしいのは水銀なんですが、その毒性をいつまでも見過ごし、容認しているADAの対応は、別の意味で恐ろしいです。米国の歯科医師はアマルガムの毒性を訴えるとアメリカ歯科医師会(ADA)から規則に反するとして、免許を取り上げられるリスクにさらされています。ハル・ハギンス氏は、そういったリスクの中で戦っています。しかし、本当にリスクにさらされているのは、アマルガムの安全性に何の疑いも持たず信じている患者だとも警笛を鳴らしています。

私たちはしっかり勉強して戦う必要があります。勉強をして疑いの目を持って、自分の身を守らなくてはなりません。国も医者も助けてはくれません。大げさではなく、そう思わせられる書籍の内容です。米国での1万例もの治療例がアマルガムの毒性を実証しています。危険性を認めた欧州では使用が禁止されるようになっているようです。日本でも最近ではほとんど使われなくなっているそうですが、それでも禁止されているという訳ではありません。過去にはそれが一般的に使用されており、今でもその影響に知らずに苦しんでいる方も多く存在します。また母子感染、精子からの感染で子供に影響します。

母親の詰め物からの水銀は、胎盤関門を通り抜けて、胎児に損傷を与えます。妊娠中の水銀被曝が、口蓋裂を生み出すことが、多くの研究で明らかになっているそうです。水銀と自閉症との関連性も否定できません。また、水銀は精液中からも伝わります。これが障害児を生み出すという可能性も指摘されています。

水銀の毒性

口の中で水銀はメチル基と呼ばれる炭素と水素の化合物と結合してメチル水銀となります。メチル水銀は純粋の元素水銀と比べて100倍以上の毒性を持ちます。水銀検出器で患者の口の中を測定したところ、一瞬で90マイクログラムにまで達したそうです。米国の労働安全衛生庁の最大安全濃度は、8時間内で50マイクログラムです。口の中で日常的に蒸発し、呼吸をするたびに毒を大量に吸い込んでいるわけです。

これだけの毒が米国では野放しになっているということです。これが本当ならとんでもない話ですね。しかし、これが嘘だという保証はありません。むしろ真実です。この書籍にはそれを裏付ける内容が詳細に書かれています。驚くべき内容です。やはりアメリカという国はどこか怖いところがあります。市場原理主義が行き過ぎると本当に恐ろしいです。弱者は強者の食い物でしかないというリアルが強く意識されます。

水銀が原因の疾患

水銀は酵素障害を起こし、ポルフィリンという科学物質がヘモグロビンやATPへと変化するのを阻害します。その影響が、遺伝的体質で弱いところや、悪い生活習慣で弱っている場所に及び、疾患を発症するようです。

水銀が引き起こす神経疾患としては、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、パーキンソン病、アルツハイマー病となります。原因不明の難病と指定されるものです。病気まで行かなくとも時折起こる小さな震えから、完全な能力喪失まで、神経症状の幅は大きいです。神経疾患は進行性のものもあり、心身ともに次第に無能力になっていくので、患者の精神に大きなダメージを与えます。うつ、不安、自殺願望などです。

また、免疫疾患としては、関節リウマチや全身性エリテマトーデスなどです。免疫組織とは二つのものだけを認識します。それが、「自己」と「異物」です。細胞表面についている特定のコードでそれを識別するようですが、水銀などの影響でそのコードが変容していた場合、免疫組織はそれを「異物」として識別し、攻撃態勢にはいります。しかし、免疫細胞から見たこの「異物」も、実は自分自身の細胞です。これが自己免疫疾患ということです。異物を変容させる「毒」(この場合は水銀)に問題があります。

これまでは原因不明の難病とされてきましたが、この書籍を読んでいる限り、その原因不明の正体は、「毒」であり「水銀」が細胞に取り付いて変容させた結果であるということです。現に、この毒(アマルガムや体内に溜まった水銀)を除去すると、徐々にではあるが改善に向かうということが、症例豊かに報告されています。この「改善」というのは、取り除いたそばからすぐに劇的に完全に克服、ということではなく、自然治癒力が働き始めていますので、3ヶ月、6ヶ月、9ヶ月とかそういったスパンで徐々に回復していくということが観察されているようです。それでも、進行性で無能力、最終的には死んでしまうような病気がゆっくりではあるが回復に向かうというのは対症療法のレベルではないことは明白だと思います。

「ジストニア(口の中にアマルガムが15本あったそうです)」の例

除去前
重金属検査
除去後
重金属検査

「重症筋無力症」の例

除去前
重金属検査
除去後
重金属検査

書籍では、水銀が体に及ぼす悪影響は、「実質的に無制限」と表現しています。水銀が体を攻撃するのは上記を含め、以下の5つの分野で確認できます。

①神経信号の伝達妨害
水銀は神経信号の伝達を妨害し、その結果臓器が間違ったメッセージを受け取る原因になります。その結果、震えや短期記憶の喪失、うつなどを引き起こします。

②心血管系症状
水銀被爆が原因とされる割合は心血管系症状全体の、胸の痛み35.6%、頻脈症32.4%ということが観測されたそうです。

③コラーゲン
コラーゲンが減少すると関節炎につながります。アマルガムによって引き起こされた関節炎の例は、この分野の症状の35.5%と観測されたそうです。

④免疫障害
3500人以上のデータで、90%以上が免疫反応性を示したそうです。いわゆる自己免疫疾患で、体の免疫組織がそれ自身の組織を誤って攻撃する病気です。この例としては糖尿病、多発性硬化症、強皮症、全身性エリテマトーデスなどがあります。

⑤その他
・アレルギーの原因
・水銀がホルモンに付着し、効力を落とすそうです。甲状腺、膵臓、性ホルモンを含む多くのホルモン欠乏症状を引き起こします。
・水銀がヘモグロビンに結合しヘモグロビンの酸素運搬能力を低下させます。その結果エネルギー不足(慢性疲労)になります。

水銀は抗生物質を無力化する

また、水銀は抗生物質の効果を変える、無能力化する作用があるそうです。細胞が水銀に被爆すると、ほとんどの細胞は死んでしまいますが、一部の細胞は周囲の組織からDNAの余分な部分を拾い上げて、自分のDNAに付着させることによって、自分自身を守ることができるようです。この「細胞+余分なDNA」というのが強すぎて、水銀をはねつけるは、多くの抗生物質にも耐性を持ってしまうということです。抗生物質を飲んでもなかなか効かない人は、体内に水銀が溜まっている可能性があるかもしれません。その結果、さらに多くの抗生剤を使用し、腸内環境を悪化させるなどの悪循環を誘発していることが考えられます。やはり、水銀の蓄積は諸悪の根源ということですね。

口の中と全身の疾患は密接に関わる

心臓病、糖尿病、腎臓病や重い病気の方、不眠、慢性疲労、肥満、便秘、うつ、アルツハイマー、リウマチなど原因不明のまま医者にかかり、何年も治療を続けているのにほとんど改善しない方、ぜひ口の中のアマルガムをチェックしてください。アマルガムが一見見えなくても、過去にあった場合や、見えないところに隠れている可能性もあります。アマルガム除去専門の歯科医院で診てもらってください。毛髪検査や尿検査などで体内の蓄積量をご確認ください。

現代医療は慢性病に非常に弱いです。それは、対症療法を目的として医学が発展してきたからです。今にも死にそうな患者には、非常に有効です。しかし、今後は根本原因を追究するアプローチが必要とされており、その答えが口の中にあるということです。口と全身の疾患は密接に関連しています。現代医療の盲点であり、非常に重要です。水銀は諸悪の根源です。これが体内にあっては何をしても効きません。逆を言えば、これが体内にあることがわかって、排泄することができれば、症状は劇的に改善します。これは私の体験上言えます。

最も効果があった重金属キレート治療

私がこれまでに受けてきた治療で、最も効果があった治療は、重金属のキレートです。私は5年以上前からさまざまな健康法を試してきました。食事療法にヨガにジョギングに断食、整体、カイロ、漢方、鍼灸、足つぼ、呼吸法、禅、西洋医学による投薬。1年半前に分子栄養学に出会ってからは、サプリメント、遅延型フードアレルギー、糖質制限、カンジダ除菌、腸内環境改善。それぞれに効果はあるのですが、抜本的に体質が変わったといえるのは、この「重金属のデトックス治療」です。もうなんというか、次元が違います。改善とか対症療法とかいうレベルではなく、違う体に生まれ変わります。そのくらい変わりました。

重金属の蓄積は諸悪の根源

サプリメントを摂っても、何をしてもなかなか良くならない方には、ぜひお勧めします。例えばうつ病、パーキンソン病、繊維筋痛症などにも効果的です。その他あらゆる難病に効くそうです。これらは私の体験ではありませんが、ネットを検索すれば体験談やそのメカニズムがヒットします。私は現在症例検討会というものに参加させてもらっていて、多くの患者さんの検査内容を見ていますが、特に重症な人ほど重金属が疑われています。私たちの勉強会では、重金属の蓄積は「諸悪の根源」と言われています。

>>水銀が神経を壊していく様子の動画はこちら

ものすごく怖い映像ですね。アンチエイジングとしても、加齢で重金属も徐々に体内に蓄積されますので、これほど効果のあるものはないと思います。

食後の猛烈な眠気、立ちくらみ、睡眠障害が改善

睡眠障害もこれで改善しました。以前は5時間程度しか眠れなかったのが、7時間眠れるようになりました。大きな改善です。ただ、仕事に出たり、外出すると、疲れて逆に眠りが悪くなるということは、まだあるので万全ではありません。しかし、重金属がまだ取りきれていないという状況を鑑みると、今以上の改善への道筋が見えている状況です。あとは、副作用を注意しながら突き進むだけです。

以前あった立ちくらみも完全に解消しました。食後の猛烈な眠気もなくなりました。「糖質制限はそこそこでいい」と私が主張しているのは、重金属のキレートで食後の猛烈な眠気もなくなってしまったからです。身体症状だけでなく、精神症状も良くなります。集中力や落ち着きが出てきます。とにかく、説明するのが面倒になるほど変わります。

重金属デトックスの難しさ

重金属をデトックスすればいい。特に何をしてもなかなか良くならない人、重金属が体内で悪さしています。そのサプリメント、吸収されていません。これが私の最大のお勧めですが、これがなかなか一筋縄ではいかないというのもお伝えしておきます。例えば毛髪検査では、体内に重金属が溜まっている人ほど検出されないので見方に注意が必要です。毛髪検査はその人の排泄能力がそのまま出ます。排泄能力が低い人ほど、問題がある人ほど結果に重金属が出てこないのです。ですので注意が必要です。体内の水銀を取る前に、歯の詰めもののアマルガムを除去してある必要もあります。

また、DMSAサプリメントでは取りきれないとか、DMPSやEDTAの点滴はお金がかかりすぎたり、副作用が強いという問題があります。また、腸内環境が悪いと排泄されて行かないなどの条件もあるのです。まだエビデンスも少なく、点滴の間隔など不明な点が多いのです。あまり間を詰めると副作用により危険です。

しかし、とにかく私の今の最大の目標は、重金属を体内から排泄することです。上記の動画を見て頂ければ、その恐ろしさが伝わると思います。みなさまも、アンチエイジングにも、難病治療にも一度検査してみることをお勧めします。費用対効果、もっとも高いと思います。

水銀と低血糖症の関連性について

精神疾患と低血糖症の関係が指摘されるようになって、徐々にその考えが広がってきているように思えます。そこでここでは「低血糖症と水銀の関連性」をお話したいと思います。水銀と低血糖症がどのように関係するのでしょうか。低血糖症を治療中の方で、ご存知の方はいらっしゃいますでしょうか?ちなみにですが、低血糖症については、不安症や統合失調症患者の7割もの人が低血糖症という報告もあるそうです。

精神疾患の7割は低血糖症?

>>「栄養と行動」講演の映像はこちら。
この映像の中に、以下の言及があります。
1973年には、ウェンデル博士とビーブ博士が不安症と関係する一種の統合失調症、言わば非常に落ち着きのない統合失調症、の74%は低血糖症であることを発見します。患者のほぼ4分の3が低血糖症だということです。

この動画でも議論されているように、栄養と行動には非常に密接に関連があると言われています。私自身の体験からも、精神疾患の原因は栄養状態と関係しており、また、栄養の吸収や利用を妨げる重金属の影響が大きいと考えています。現に重金属排泄と共に、栄養の吸収や利用が改善され、さまざまな精神症状が改善してきたわけです。このことは私の主張のひとつです。

水銀と低血糖症の関係

前置きがながくなりましたが、水銀と低血糖症の関係についてです。水銀が低血糖症と関係しているというのは、一言で言うと、水銀はカンジダ菌の増殖を抑える「白血球酵素ミエロペルオキシダーゼ」を阻害するからです。
水銀と鉛が、カンジダに対する体の防御の主力である次亜塩素酸イオンを作る、重要な白血球酵素ミエロペルオキシダーゼを阻害する。
『自閉症と広汎性発達障害の生物学的治療法』より引用
なんだか長くて覚えづらい名前ですが、つまり、水銀蓄積⇒カンジダ増殖です。カンジダ菌というのはご存知だと思いますが、腸内に存在する悪玉菌で、カンジダが腸内で増殖するといろいろと悪いことが起こります。甘いものが欲しくなるのはその一つです。甘いものはカンジダ菌のえさとなるからです。これが引き金となり、低血糖症の原因となる訳です。ですので、低血糖症や血糖調節障害を治療するには、甘いものや糖質を控えてカンジダを体内から減らす必要があると同時に、いやそれ以上に根本原因である水銀と鉛をデトックスする必要があります。低血糖症=糖質制限ということだけではなく、重金属デトックスも重要ということです。重金属⇒低血糖⇒精神疾患の関連性もおわかりいただけると思います。

重金属の蓄積は特殊なことではない

重金属の蓄積はなにも特殊なものではありません。誰もが少しずつ体内に入れていることは間違いありません。水銀はワクチン、歯の詰めもの、まぐろから。アルミニウムはアルミ缶やパン(ベーキングパウダー)から。ヒ素は残留農薬、排気ガスから。カドミウムは煙草、鉛は鉛管の水道水から。そして、体の弱っている人ほど、代謝能力が低下していますから、体内にどんどん溜まっていくのです。加齢も関係します。毛髪検査では体内の蓄積量はわからないというのも注意しなくてはいけないポイントです。 私はここの理解に行きつくまでには、本当に右往左往しました。あれやってこれやって。あっち行ってこっち行って。そうやってようやく辿り着きました。あらゆる治療の優先度を超えて、重金属のデトックスというのは健康状態を左右すると思います。重金属は「諸悪の根源」です。何をしても良くならない方は、ぜひ検査してみることをお勧めいたします。検査方法などについてご質問があればくださいね。

実は身近な水銀中毒

三つの流入経路

私が一貫して強調している有害ミネラルの毒性、その中でも特に水銀についてなぜ私がこれほどまでに言うのか。それは、実は多くの日本人にとって水銀が身近なものだからです。日本人に水銀が入ってくる経路は3つあります。

一つ目は、歯の詰めものであるアマルガムです。虫歯の治療で用いる銀色の詰めものです。近年の日本ではほとんど見られなくなりましたが、ひと昔前までは盛んに使われていました。アマルガムから出る蒸気で日常的に被爆すると言われています。どうでしょうか?歯の詰めものが入っている方、昔入っていた方、いらっしゃるのではないでしょうか?今現在入っている方で、心配だという方はメールくださいね。

二つ目は、まぐろなどの大型魚です。厚労省は平成15年に妊娠中の女性に対する水銀が多く含まれる大型魚の摂取に関する注意事項を公表しました。アメリカ環境保護庁では、魚類に含まれるメチル水銀が胎児や子供たちに神経発達障害を与える可能性が述べられています。人体には有害ミネラルを排せつできる代謝能力が自然に備わっていますが、週2回くらいのまぐろ摂取ならばOKそれ以上だと排泄量を上回ってしまうらしいです。この排泄能力は個人差もあり、排泄力が低い人は溜まりやすいです。

三つ目は、予防接種のワクチンです。実はごく最近まで予防接種のワクチンが乳児が水銀に被爆する主な原因となっていました。1930年以来ずっとワクチンには、安価な保存財であるチメロサールが使われていたからです。チメロサールにはエチル水銀が50%程度含まれています。アメリカでチメロサールが姿を消したのは、2002年ごろです。そして、日本でも2001年に厚労省から製薬会社に対して「チメロサールの濃度を1/10に下げるように」という勧告がなされました。ワクチンは血流に直接注入されるため、腸などの防衛システムでシャットアウトされることなく、直接全身をめぐってしまい、特に子供にとっては大変危険らしいです。

水銀の悪影響は計り知れない

以上が日本人が水銀に被爆する経路です。どうでしょうか?原因不明の不定愁訴や疾患が なかなか治らない方は多くの割合でこの水銀が体に溜まっているとドクターはおっしゃっていました。私もまさかはじめは自分に水銀が溜まっているなどとは思いもしませんでした。しかし、あらゆる治療をしても良くならず、最終的に辿り着いたのが有害ミネラルキレート療法だったのです。

水銀はあらゆる悪さをします。自閉症、うつ、アルツハイマー、体性神経神経障害、指先の感覚障害、口腔内知覚障害、自律神経障害、消化管機能低下、歯ぎしり、繊維筋痛症、頭痛、顎関節症、慢性疲労、酵素障害、ホルモン障害、慢性疲労花粉症、リウマチ、多発性硬化症、ダウン症、脳性まひなど。分子栄養学の肝である細胞のミトコンドリア、細胞壁、核にも影響を及ぼします。身体は60兆個もの細胞の集合体ですから、一つひとつの細胞のアンバランスはもはやどんな変調が体に起こってもおかしくないといえます。

複数の重金属で毒性は倍増する

また、ひとたび水銀が体内に溜まると、ミネラルの輸送障害を起こし、他の有害ミネラル(アルミ、カドミウム、鉛など)の代謝を阻害します。重金属は、一種類のみのときより複数の場合、はるかに毒性が高まるといいます。ある実験で、鉛と水銀をそれぞれ100匹ずつマウスに投入しした場合に1匹だけが死ぬという投与量を、100匹にそれぞれ投入したら、死亡数は2匹ではなく、100匹全滅したらしいです。つまり、ここから言えることは、毒性は単独であるときよりも、複数になることで数十倍、数百倍になるということです。

以上のように、多くの人にとって実は身近なもので、体への悪影響が強いなら、ちゃんとチェックしておいた方がよいということです。私もこれまで様々な治療を受けましたが、水銀が体外に排出するにつれ、どんどんスッキリ、身軽になっていくのを感じました。上記のような不定愁訴や原因不明の症状のある方は考えてみることをお勧めします。

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