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栄養療法カウンセラー
岸正浩

≪ プロフィール ≫

患者中心の栄養療法・分子栄養学

読者様からのご質問とその回答

私のブログの読者様にご質問いただいたので、少しご紹介したいと思います。その方はご自身で栄養療法の書籍を読んで、勉強している非常に意識の高い方です。ご質問の内容は、「プロテインを毎日60g摂っているが問題ないか?」というものでした。ご質問をいただけるとブログの読者様がどのような情報を知りたがっているかわかるので、本当にありがたいです。私はただ単に記事を書くだけでなく、読者様に読んでもらうための記事を書きたいと思っています。一人ひとりに向けて記事が書ければ、結果周りの人に伝わればいいなぁと。

さて、私は私自身の体験しかありませんから、お答えできる範囲で回答させて頂きました。

・プロテインで大量に入れても、私の場合はタンパク不足は解消されなかった。
・それよりは、栄養素の吸収を妨げる根本原因を探すことが重要。
・根本原因とは、遅延型フードアレルギー、リーキーガット症候群、重金属の蓄積などです。
・根本原因が見つかるまでは消化酵素サプリで凌ぐことが有効だと思うということ。
・サプリメントにも品質上リスクがありえること。なので減らすに越したことはないと思うということ。
・クリニックは患者を教育し、プロテインを摂らせて利益を上げようとすること。

この方は栄養療法の書籍を読んでご自身でプロテインを摂っているらしいのですが、書籍からも既に「教育」は始まっているのかもしれません。今の私が最初にプロテインを勧められたら、すぐに警戒してしまいますね。もはやクリニックの見分け方に使えそうな勢いです。

安易な栄養療法的対症療法への懸念

では、プロテインを摂るのはなぜまずいのでしょうか?ここで、書籍『低血糖症と精神疾患治療の手引』という本の冒頭に大切な一節がありましたのでご紹介します。

機能性低血糖症は糖質制限をしなければならない病気であるという定義づけをしてプロテインだけの摂取を指導し、サプリメントを販売するという姿勢は、私たちが標榜する分子整合栄養医学の信頼性を損なうものとして、強く警戒します。

むろん、これまで私たちは精製糖や白米を摂らないようにアドバイスをしてきました。すい臓がかなり損傷している人に対して短期的に糖質を制限して膵臓を休めることはありうるとしても、インスリンの効きが悪い人に対してタンパク質だけの摂取を勧めるとことは、安易な栄養療法的対症療法と判断されるべきです。

つまり、栄養素の補給によって遺伝子情報を用いた体質や病態の改善を促すという分子整合栄養医学的アプローチとはことなり、科学に基づいた現代医学を放棄して、安易な代替療法としての栄養医学として採用する立場であり、私たちの目指すものとは異なります。分子整合医学を取り入れているというのならば、どのように取り入れているのか、患者の皆さんも十分にご確認ください。

最後の一節、「患者の皆さんも十分にご確認ください」とありますが、これは私がこのサイトやブログを通して読者様にお伝えしていることです。実際問題、このたったの一節だけでは、なかなか伝わっていないのが現実なように思えます。私もこの書籍をずいぶん前に読みましたが、当時は完全にスルーしていて気がつきませんでした。

患者中心の栄養療法を広めたい

しかし、やはり実際に医療従事者の中にもこのような認識がある訳です。私だけが息巻いて言っている訳ではないということをご理解ください。私はこのサイトを通して「患者中心の栄養療法・分子栄養学」を伝えていきたい、その普及に貢献したいと思っています。なんだか難しそうですが、どんな業界でもお客さま中心で回っているのに、医療の世界だけは違うというのは悔しいんですよね。そのためにサイトを立ち上げたり、ブログやツイッターで普及活動を行っています。また、少し難しいですが医療や健康についてある程度は勉強する必要があると主張しています。

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