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栄養療法カウンセラー
岸正浩

≪ プロフィール ≫

血液検査をする意味

血液検査をすることと結果を自分で見て判断することの必要性

昨今、サプリメントや栄養療法が急速に広がっていく中で、患者は血液検査をせずに自分の判断のみでサプリメントを購入して飲んでいたり、あるいは患者は血液検査の結果を読めないので、処方を医師任せにしていたりという二つの問題があることを改めて感じました。

血液検査をしてサプリメントを処方する必要性について

まず一つ目、患者が自分の判断のみでサプリメントを選ぶことは、闇夜に鉄砲を打つようなもので、普通は命中しません。たとえば、DHAやEPAのサプリメントなどは、「頭を良くする。健康になる。」などのふれこみで各メーカーは強烈にアピールしており、実際私もCMや通販番組を見て、何度も買おうかと思ったことがあります。しかし、私は血液検査(血中脂肪酸分画検査)をしたら、実はEPA過剰ということがわかったのです。EPAはとても重要で体に良いと言われる必須脂肪酸ですが、過剰になると問題があります。

このように、いくらその栄養素が体に良いというデータがあり、かつ、その栄養素が不足しがちというデータがあっても、それが自分自身に当てはまるかどうかはわかりません。メーカーが見せる統計データの見せ方の罠にも注意です。それなのに、その栄養素の良い面だけを見て、一生懸命摂ったところで、あまり効果がないどころか、逆に健康を害する場合もあると思います。

カルシウムパラドックス

このようなことは例えにいとまがありません。たとえば牛乳です。牛乳を飲むとカルシウムが摂れるからたくさん飲みましょう、と牛乳メーカーは一生懸命訴求します。ところが、結果は逆のことが起こったります。牛乳の飲み過ぎは骨粗鬆症になるというのです。カゼインが骨の中のカルシウムを奪ってしまうからです。同様に、カルシウムサプリを摂り過ぎると心臓発作が増えたりします。あくまで「摂り過ぎ」の場合ですが、これをカルシウム・パラドックスといいます。

何かの栄養素を偏って摂ることは危険を伴う

このように、「何かの栄養素に偏る」というのは危険なこともあるのです。また、サプリメントは副作用がないと思われがちですが、そんなことはありません。消化吸収に負担をかけたり、お腹を壊したりします。サプリメントの製造工程で使われる栄養素を抽出するための薬品や、天然でないサプリメントは、肝臓や腎臓に負担をかけます。ものによっては、長期服用で体に大きなダメージを与えることもあるのです。

ですので、基本は食生活をバランスよくするべきなのですが、どうしてもサプリメントを摂るならば、血液検査や各種検査、自分の症状と照らして、慎重に進める必要があると思います。お金ももったいないです。

患者自身が血液検査を読める必要がある

次に二つ目、患者が血液検査の結果を読めないことについては、医師に判断を委ねてしまうことによって、治療が後手後手になってしまい、費用対効果が上げられません。このサイトではさんざん言っていますが、病院も利益を上げなければ経営は成り立ちませんから、なるべくサプリメントを継続的に買ってもらおう、という風に医師が考えてもおかしくありません。「血液検査の結果、タンパク質不足と出てます。ですので、プロテインを処方します。良くなるまで飲んでください」となります。

しかし、患者に知識があれば、「タンパク質は食事で十分摂っているなぁ…。だけど足りていない?ってことは、消化吸収に問題があるのか。じゃあその原因を特定するのが先だな。原因がわかるまでは消化酵素サプリでも処方してもらうか。」などと治療を選択することができます。プロテインを飲むよりも、根本原因に素早くアプローチでき、圧倒的に費用対効果を高めることができます。

私は栄養療法を始めた当初、知識もなく、まさに上記のような感じでした。最初から知識があれば、「もっと早く、安く、良くなったのになぁ」と思います。私が今見ていただいているドクターは、その問題点について考え抜き、ではどうしたらよいか、実行に移してくださっています。私が栄養療法を勉強できているのも、そのドクターに誘っていただいたからです。

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